NUMO - ニューモ - 原子力発電環境整備機構

世界の叡智を結集し安全な地層処分の技術開発を進めています世界の叡智を結集し安全な地層処分の技術開発を進めています

最先端の技術を駆使し、
世界各国と取り組むプロジェクト
「地層処分」

プロジェクトの実現のためには、地層処分の先進国をはじめとする各国の叡智を結集して進めることが重要です。

NUMOは、世界各国と共同研究を行うなど、常に技術力を高めるべく取組みを進めています。

世界各国との共同研究人工バリア篇

高レベル放射性廃棄物を地層処分する際に施す人工バリア。
その人工バリアで放射線がどの程度遮断されるかの確認だけではなく、
地下深くの環境で人工バリアが受ける可能性のある様々な影響を数万年単位で考慮して設計する必要があります。

金属製の容器オーバーパック

腐食試験

オーバーパックの閉じ込め機能に影響を与える要因を確認するため、緩衝材の粘土の中に金属試験片を埋め込み、一定期間の経過後に取り出し、粘土中の微生物や金属試験片が腐食する速度などを分析します。

銅コーティング

従来よりも耐食性を高めたオーバーパックの検討の一環で、炭素鋼製の容器を銅でコーティングしたオーバーパックの製作技術の開発を行っています。

粘土緩衝材

コロイド影響評価

地下水中に存在するコロイドに放射性物質が収着した場合、亀裂の中における放射性物質の移行に影響する可能性があります。地下水条件によって緩衝材の粘土からコロイドが発生する可能性があるため、コロイドの発生条件や、コロイドに収着した放射性物質が岩盤の亀裂の中をどのように移行するのかについて研究しています。

熱が及ぼす粘土への影響

高温条件下での緩衝材に対して人工バリアの材料に期待する機能(例えば水を通しにくい機能や隙間ができないように膨らむ機能)への影響を確認するため、模擬の廃棄体から150~200℃の高温度の負荷を緩衝材の粘土に与え続けて、5年以上温度や水分量の変化をモニタリングする試験を行い、試験後のサンプリングから、緩衝材の粘土が化学的にどのように変質したかを調査します。

※5

ナチュラルアナログ

「地層処分」で考えられる様々な現象に非常によく似た自然現象を研究することで、地層処分の将来像を推定するためのヒントを得るナチュラルアナログの研究に取り組んでいます。

写真出典元 ※1 © NDA ※2 © SKB ※3 Photo: Bundesgesellschaft für Endlagerung mbH ※4 © Nagra / Boris Baldinger ※5 ©Nagra / GTS
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    フィンランドの高レベル放射性廃棄物の最終処分地に決定したオルキルオトにある地下特性調査施設「ONKALO(オンカロ)」の内部を紹介します。

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