長期保存に適した地下環境
採石場で見つかった
200万年前の木⁉
1970年代、イタリアの採石場で直立姿勢のまま粘土に埋もれていた木の根と幹が発見されました。
木はノコギリで切れるほどの良い保存状態にありながら、その年代を測定すると、なんと約200万年以上も前のものであることが分かったのです。

自然のタイムカプセル
採石場は、かつては沿岸湖の沼地でした。
そこには木が何本も生えていましたが、湖と近隣沿岸から粘土が堆積したことで、生木のまま埋まってしまったと考えられています。
地中では主に水と酸素によって物質が劣化しますが、粘土には“水を通しにくい”という性質があるため、
粘土に埋もれた生木は水に触れて劣化や化石化することなく、約200万年もの間、その状態を維持していたのです。
地下は
長期保存に適した環境

イタリアの採石場で偶然発見された約200万年前の木々は、人によって多くが切り倒されてしまいました。
地上は地下よりも風化などの自然現象や自然災害のほか、人間活動の影響も受けやすいため、物質を長期間保存することは困難です。
一方で地上から遠く離れた地下深部には、物質が動きにくく、酸素が少ないことから劣化しにくいという性質があるため、何千年・何万年と大きく環境が変化していない場所が多く存在しています。
出典:放射性廃棄物管理 のためのアナログカタログ (和訳版)(NUMO,2019)
長期保存のための
POINT
- 物質は酸素と触れることで劣化する
(化学反応) - 地下深部は地上から隔離されているため、人による影響を受けにくい
- 地下深部には数万年以上も環境が
安定している場所が多く存在する
高レベル放射性廃棄物の
「地層処分」とは
粘土の“水を通しにくい性質”を
活用した「地層処分」

今、日本を含む世界の国々で、「地層処分」の実現に向けた取組みが進められています。
「地層処分」とは、原子力発電に伴って発生した廃棄物を地下深くの安定した岩盤に埋設する処分方法です。
原子力発電で使い終えた燃料(使用済燃料)の中には、まだ使える燃料がたくさん残っているので、
日本ではこれをリサイクルして再び燃料として利用することにしています。
使用済燃料をリサイクルする過程で残る放射能レベルの高い廃棄物を「高レベル放射性廃棄物」といいます。

安全に隔離し続けるために
高レベル放射性廃棄物は、数万年以上にわたって放射能が残るため、人間による直接の管理を必要としない最終処分を行うべきであるとの考えから、日本で原子力発電を始める以前より、様々な方法が国際機関や世界各国で検討されてきました。

地層処分の方法

地層処分は地下深部の“物質を閉じ込める”
“地上から隔離する”という性質を活用した処分方法ですが、物質を閉じ込める性能をより高めるために、人工的なバリアを施してから高レベル放射性廃棄物を埋設します。
ガラスと融かしあわせて作られたガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)が地下水に接触しないよう、厚さ約20cmのオーバーパックと呼ばれる金属製容器に封入し、厚さ約70cmの粘土で覆ったうえで、地表から300m以上深い安定した岩盤に埋めます。
この時使う粘土は「ベントナイト」といい、水に触れると膨張し水が通りにくくなる性質をもっています。

将来に
先送りしないために
日本にある高レベル放射性廃棄物は、既にある使用済燃料をリサイクルすることによって発生するものを含めると、ガラス固化体で約27,000本分(※)になります。
しかしこれを地層処分する場所は、まだ決まっていません。
廃棄物を発生させた現世代として負担を将来世代に先送りにしないよう、
みなさんも一緒に考えていきませんか。
※2023年3月時点
地層処分に関する動画をご覧いただけます。
- 2025.04.14-
【「EXPO2025 大阪・関西万博」にNUMOが出展します!】
「EXPO2025 大阪・関西万博」の電気事業連合会パビリオン「電力館 可能性のタマゴたち」の屋外イベントスペースに出展します!
らんま先生のらんま先生のeco実験&サイエンスショー
日時:2025年4月26日(土)11:30~12:00 / 13:00~13:30 ※荒天中止
てぃ先生 @tsenseidayo と一緒に! クイズ大会!
日時:2025年4月27日(日)11:00~12:00 / 13:30~14:30 ※荒天中止
加えて、北海道寿都町・神恵内村で行っていた文献調査の報告概要や北海道の状況についてご覧いただけるコーナーもあります。
日時:2025年4月26日(土)~27日(日)10:00~16:00
(開催時間内であれば、いつでもご自由にご覧いただけます)
※すべてのイベントは事前登録不要、無料ですが、EXPO2025 大阪・関西万博の入場料は別途必要です。
皆さまのご参加をお待ちしております✨
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【10万年以上にわたる地層処分場の安全性について、わかりやすくお伝えする動画を公開しました!】
各種説明会や対話の場などでは、10万年以上という長期にわたる地層処分場の安全性をどのように確認するのかなどのお声をいただいています。
このようなお声に対して、NUMOがこれまでの研究で得られた知見などを用いて、どのように評価しているのかを分かりやすくお伝えするためにコンピュータグラフィクス(CG)などを活用した動画を制作しました。
動画はストーリーのハイライトからご覧いただけます。
ぜひご視聴ください。
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【お知らせ】~対話型全国説明会 4/23(水) 福岡市~
お申込みやご参加にあたっての注意事項など詳細は、ハイライトからご確認ください。
「高レベル放射性廃棄物の最終処分に関する対話型全国説明会」を4月23日、リファレンス大博多ビル貸会議室で開催いたします。
高レベル放射性廃棄物の最終処分の方法である「地層処分」の仕組みや、処分地の選定プロセス、地層処分の実現に向けた取組み、北海道における文献調査の状況などについて、少人数での対話形式でご説明します。
初めての方にもご理解いただける内容で、専門知識などは必要ございませんので、本説明会に参加したことがない方も、ぜひご参加ください。
皆さまからのお申込みをお待ちしております。
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NUMOのオウンドメディア『シン・ちか通信』vol.12が発刊されたよ✨
今回は、東京都内で開催した「あなたと一緒に地層処分を考えるシンポジウム2025」をはじめとして、
文献調査報告書について説明させていただいた北海道や全国各地での説明会についてご紹介!
また、文献調査報告書等の縦覧期間や、意見書の提出期限の変更に関するお知らせも掲載しているよ。
Vol.12のぼくは、春らしくピンクのお花に囲まれて撮影してもらったんだ🙌
まだまだNUMOのニュースに注目してね~!
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最新の『シン・ちか通信』はこちらからご覧いただけます
@numo.jp のHPから入り、「地層処分について>資料集>シン・ちか通信バックナンバー」
または、 @numo.jp のHPから入り、トピックスの『シン・ちか通信』を選択
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2/7(金)に開催した「あなたと一緒に地層処分を考えるシンポジウム2025」特設ページに講演録を公開!
多くの皆さまに地層処分や文献調査について考えていただくため、経済産業省とともに開催した「あなたと一緒に地層処分を考えるシンポジウム2025」は、ご来場者とYouTubeのご視聴者を合わせて約570名の方にご参加いただきました。
本日、講演録を公開しましたので、お知らせいたします。なお、3/13付の日経新聞と北海道新聞にも掲載します。
シンポジウムの講演録・アーカイブなどはストーリーのハイライトからご覧いただけますので、ぜひご覧ください。
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#遠藤典子#増田寛也#片岡春雄#辻愛沙子#配信#アーカイブ#アーカイブ配信#講演録 - 2025.02.21-
社会全体で地層処分事業について理解を深めていただくため、対話型全国説明会を全国各地で開催しています💡
説明会では、「地層処分」の仕組みや処分地の選定プロセス、地層処分の実現に向けた取組み、北海道における文献調査の状況などについてご説明させていただいています。
2/20(木)には、島根県大田市で開催し、約20名の方にご参加いただきました。
ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
その他、過去の開催会場や今後の開催会場は、ストーリーのハイライトからご確認いただけます。
#地層処分#NUMO #対話型全国説明会#説明会#高レベル放射性廃棄物#地下#ガラス固化体 - 2025.02.05-
2011年以来となるテレビCM【「地層処分」の国民的議論を目指して】(30秒)を2月1日(土)より北海道文化放送(UHB)にて放映開始しています!📺
現在、文献調査を受け入れてくださった北海道寿都町、神恵内村における調査の結果報告書をとりまとめ、道内各地で説明会を開催しているところです。これに加えて、この度、北海道の皆さまにさらに関心を持っていただけるよう、テレビCMを放映することとしました。
このCMは、地下300mの深さが伝わるイメージ映像を背景に、地層処分の概要や処分地選定のための調査の現状の紹介に加えて、地層処分の国民的議論に向けたメッセージも掲載しています。
電気を使用する上で切り離すことのできない高レベル放射性廃棄物の処分(地層処分)について、一緒に考えてみませんか? 💡
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NUMOのオウンドメディア『シン・ちか通信』vol.11が発刊されたよ✨
今回は、昨年11月に北海道寿都町と神恵内村における文献調査報告書の公告・縦覧を開始したことを踏まえて、文献調査に係る最新の状況や取り組みをまとめた特別号として発刊!!
山口理事長の新年のあいさつ、文献調査報告書に関する説明会の模様とともに、NUMOが地層処分の国民的議論に向けて全国的に行っている広報活動を紹介しているよ。
そして、2/7(金)に東商渋沢ホールで開催予定の「あなたと一緒に地層処分を考えるシンポジウム2025」についてもご紹介!当日はYouTube配信もしているから、ぜひ参加してほしいな👀
Vol.11は、鮮やかな椿と一緒に撮影してもらった僕が目印だよ🙌
まだまだNUMOのニュースに注目してね~!
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最新の『シン・ちか通信』はこちらからご覧いただけます
@numo.jp のHPから入り、「地層処分について>資料集>シン・ちか通信バックナンバー」
または、 @numo.jp のHPから入り、トピックスの『シン・ちか通信』を選択
#地層処分#NUMO#シンちか通信#告知#広報誌#広報誌デザイン#シンポジウム#告知#わたしはこう考える#あなたと一緒に地層処分を考えるシンポジウム2025#グーモ#ぬい撮り#ぬいどり#ぬいすたぐらむ#ぬい撮り部#ぬい撮り写真部#ぬいぐるみ#グーモぬい#地層処分#NUMO - 2025.01.20-
インフルエンサーで現役保育士のてぃ先生や、越智ゆらのさんなどが出演するNUMOのCMが、
1/20(月)から首都圏や関西のJR各路線、九州ではJR筑肥線と福岡市地下鉄空港線の電車内で放映再開!🚃
みんなが乗る電車で見られるかも…⁉😎
ぜひ探してみてね!!
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