• 一般的な地下利用(例えば、地下鉄、下水道、地下室など)は地下数十メートル程度ですが、地層処分では地下300メートルよりも深いところに放射性廃棄物を処分します。
    そのため、一般的な地下利用を目的とした地下開発によって、放射性廃棄物を掘り出してしまうリスクは小さいと考えられます。
     
    一方で、鉱物資源の採掘などは地下数百メートルに及ぶこともあるため、処分場を埋め戻した後に採掘などが行われるリスクを最小限とするため、鉱物資源が存在する地域を避けて処分場を設置します。
    また、処分場と周辺の区域を指定して、土地の掘削を制限し、区域に関する記録を永久保存することが法律により定められています。
    さらに、将来の人間に処分場の存在がわかるように、文字や絵、シンボル等を記したマーカーやモニュメントを処分場やその近傍に設置することなどが国際的にも検討されています。

     

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