管理職として
新卒採用を開始した2010年に入構した職員がグループマネージャーに就任しました。
管理者としてのどのように仕事をしているかをご紹介します。
業務の概要
地層処分は、地質環境に関する領域はもちろん、金属や粘土、セメントといった材料に関すること、地下や地上で放射性物質がどのように移行するか、放射線による生物への影響に関することなど、非常に幅広い分野にわたる事業です。そのなかで私が所属する性能評価技術グループは、万が一、地下深くに埋設した廃棄物から放射性物質が地下水へ溶けだした際に、放射性物質が地下から地表へどのように移行するのか、私たち人間にどの程度の影響があるかについて、シミュレーションで評価する業務や評価に必要な技術を開発する業務を主に担当しています。
これらの業務は、特定の分野の知識があれば完結するものではありませんし、個人だけで行うことは難しいものです。従って様々な分野を専門とする機構内外のメンバーで構成されたチームで業務にあたっています。
チームとして成長するために
チームがより高い目標を達成していくためには、チームが成長する必要があると私は考えています。
「チームメンバーが成長する場を生み続けるために自分は何ができるか」と常に自分自身に問いかけながら、メンバーそれぞれが担当する業務スキルを向上させるだけでなく技術開発をどのように進めるかといった地層処分事業全体を俯瞰する力も身につけられるよう、個々の適性も見ながら業務を任せるようにしています。もちろん任せっぱなしにするのではなくメンバーとコミュニケーションをとりながら、積極的なサポートも行っています。
幅広い業務経験を重ねながらメンバーが成長する姿を見るとグループマネージャーとしてのやりがいを感じ、嬉しく思っています。
これからも自分に何ができるかを問いかけながら、メンバーの成長を促し、チームの成長につなげていきたいと思っています。