全国各地での出前授業

全国各地での出前授業

NUMOの事業は、原子力発電で使い終えた燃料を再処理した後に残る、高レベル放射性廃棄物を処分することですが、それには非常に長い時間を要します。調査から操業、閉鎖にかけては100年以上かかると言われているため、将来を担う子どもたちにも、この事業を知っていただくため地層処分に関する情報提供や出前授業を行っています。

出前授業は、楽しみながらエネルギーや環境問題、最終処分を学習いただけるよう、事前に先生方とどのような授業にしたいかメールや電話でご相談し、先生方のご希望に応じてアレンジしています。ただ、講義するだけでなく、実験やディスカッション、クイズ、ボードゲームを取り入れる等ニーズを踏まえた対応を心がけています。
私の授業が終わった後に、「最初は難しそうで拒否反応があったけど、話が面白かったからよくわかった」と、学生が駆け寄って来てくれたこともありました。そういった、生の反応がもらえると非常にやりがいに繋がります。

高レベル放射性廃棄物の最終処分のことは考え続けなくてはいけない課題のため、子どもたちに分かりやすく正確に伝えるべく、研修で専門知識を吸収したり、先輩の授業をお手本にトークの技術を習得したりしていきたいと思っています。