(左)神恵内村の髙橋村長/(右)ケンショウの熱田社長/(両端)神恵内村キャラクターのどらごん太(左)とたつ姫(右)
文献調査を受け入れていただいている神恵内村と株式会社ケンショウ(本社・大阪市)は4月17日、地域の一層の活性化と住民サービスの向上を図ることを目的に、連携協定を締結しました。
本協定の締結は、同社が事業拡大を検討していたところ、同社と接点のあったNUMOより神恵内村をご紹介したことがきっかけで実現。村内でウナギなどの陸上養殖事業や、地域資源を活用した再生可能エネルギー(温度差熱、波力など)の実証実験などを行う予定です。
早ければ年内にウナギの陸上養殖や加工を始め、年間5千から1万尾の出荷を目指すほか、3年ほどかけて30~50人ほどの雇用創出を図り、将来的には他の魚種の養殖にもチャレンジしたいと同社は話しています。
ウナギにエサを与える様子(イメージ)
[インタビュー]
株式会社ケンショウ
熱田社長
神恵内村を選んだ一番の理由は、髙橋村長ご自身に魅力を感じたことです。非常に積極的な取り組みをされていることに加え、そのお人柄や行動力に大変感銘を受けました。神恵内村は高レベル放射性廃棄物の最終処分の文献調査を受け入れています。国の課題解決に取り組んでいる神恵内村こそ最高のパートナーであり、互いの強みを最大限に引き出す事業連携ができると確信しています。
今回の協定をきっかけとして、今後、当社のエネルギー技術を使って地元の電力需要に寄与するほか、雇用の創出、ふるさと納税にお使いいただける加工品の生産などを通して、神恵内村の皆さまに喜んでいただけるような貢献を目指し、地域の皆さまと協力し、持続可能な社会の実現に向けてともに歩んでいきたいと考えています。