10月13日、第1回特定放射性廃棄物小委員会が開催され、『対話の場』の総括について審議されました。次の文献調査実施地域やその周辺自治体での対話活動を進める際の参考とするために、『対話の場』の経験や教訓、留意事項を整理していきます。当日は、振り返りとして『対話の場』のファシリテーターを務める竹田客員教授〈北海道大学大学院工学研究院〉(寿都町)と、大浦代表理事〈NPO法人市民と科学技術の仲介者たち〉(神恵内村)から、『対話の場』のファシリテーションを実践する中での工夫や苦労点、教訓などの共有がありました。委員からは「( 『対話の場』の総括について)地域の幅広い声を聞いていただきたい。」などの意見がありました。今後も小委員会での審議を踏まえながら、NUMOは地域の皆さまとの信頼を築いていくための対話活動を進めてまいります。
また、今回の小委員会では、「文献調査の評価の考え方」や「文献調査報告書の縦覧・説明会開催の期間に関する省令改正」なども議論され、委員から電子縦覧を求める意見や、文献調査報告書について受け手の側に立ったわかりやすい説明に工夫すべきとの意見がありました。
※特定放射性廃棄物小委員会
最終処分に関する検討課題の拡大の可能性を踏まえて、従前の放射性廃棄物ワーキンググループが廃止され、あらたに設置された専門家会合。