創立75年の伝統を有する物理探査学会で、技術部副部長の吉村が長年にわたり携わった学会活動への貢献が評価され、「功労会員」として表彰されました。10月11日~13日にわたって早稲田大学国際会議場で開催された「創立75周年記念シンポジウムおよび第149回(2023年度秋季)学術講演会」において、その表彰式が執り行われました。
技術部 副部長
吉村 公孝
この度、このような栄誉をいただけたことは、長期にわたり物理探査に携わってきた技術者として、とてもありがたく感じています。物理探査は地下調査技術の中でも非破壊で地下の様子を探査できる特徴があります。地層処分では、この特徴を生かして、候補となる岩盤を傷つけることなく深部まで広範囲に調査できるため有力な調査技術として期待されています。今後も物理探査技術者として地層処分事業に貢献しつつ、NUMOの若手職員への技術継承と育成を図っていきたいと思うところです。
物理探査学会って?
物理探査は、地上からは見えない地下の様子を地上、空中、海上などから非破壊で探査する技術で、地層処分事業でも必要な技術です。物理探査学会(1948年5月発足)は物理探査の学理とその応用に係る技術の進歩、普及、並びに携わる技術者の資質との協力連携を進めることで、物理探査の学問としての進歩と普及を図り、わが国だけでなく国際的な学術の発展に寄与することを目的として活動している公益社団法人です。