フィリピン視察団とNUMO役職員一同
笑顔で意見交換するNUMO役員ら
NUMOは、原子力発電の導入や拡大を検討・予定している国を対象とした国際協力事業への支援を行っています。
この度、原子力発電の導入計画のあるフィリピン共和国に対し、IAEA(国際原子力機関)やJICC(原子力国際協力センター)の手配のもと、日本・フィリピン間を相互に訪問のうえ、意見交換や視察などを行いました。
10月下旬、フィリピンの政府関係者(経済産業省・文部科学省等)など約10名で構成された視察団が訪日。日本国内の原子力関係施設を視察した後、10月27日にはNUMOで、会合を行いました。会合では日本における地層処分計画や、フィリピンにおける原子力発電計画・廃棄物処分計画について意見交換や質疑応答を行いました。
また、11月12日~16日に、NUMO技術部副部長の加来がフィリピンを訪問。原子力発電導入のための基盤整備を目指す現地セミナー等に参加し、NUMOより日本の地層処分について講演したほか、原子力発電所の建設候補地等を視察しました。
加来は、「NUMOの講演後に行われた質疑応答で多くの質問をいただき、バックエンド事業への関心度の高さを痛切に感じた。また現地の視察を通して、フィリピンでは自然環境の保護に非常に力を入れている印象を持ち、これが原子力施設のサイト選定の重要な因子になるのではないかと感じた」と訪問の成果を話しました。
NUMOは今後も国際社会と連携・協力し、地層処分の実現に向けて取り組んでまいります。
講演する技術部副部長 加来
フィリピンで原子力発電所の建設候補地等を視察