高レベル放射性廃棄物の地層処分について全国の皆さまにご理解を深めていただくため、地層処分に関する学習活動への支援を行っています。2月18日に、学習活動にご参加いただいた団体の皆さまを対象とした「全国交流会」を開催し、全国から52団体約80名にご参加いただきました。
第一部では、泉優佳理さん(科学技術コミュニケーション研究所 もっと知りもっと語る会)と浅野智恵美さん(エネルギーミライズ)の合同発表として、お互いの活動に参加し合う「交流学習」の成果をご紹介いただきました。また、森夕乃さん・OGの今泉友里さん(福井南高等学校・浅井ゼミ)、石原孝子さん(松江エネルギー研究会)からも、工夫を凝らした学習活動の内容について発表していただきました。
第二部では、「継続的な活動」と「他団体との連携」の2つのテーマに関する意見交換を実施。グループ単位でのアイデアをまとめるため、それぞれの経験や課題、悩みなどを共有しながら活発な意見交換が行われました。
参加者からは「全国の学習団体と知り合えるとても貴重な機会だった。ここで得た『つながり』を大切にして、次の活動にも『つなげて』いきたい」などの感想をいただきました。
第一部 学習団体より活動成果の紹介
第二部 次世代層へのアプローチ方法などについて熱く議論
科学技術
コミュニケーション研究所
もっと知りもっと語る会
泉 優佳理 さん
私たちの会では、地層処分について施設見学や勉強会で学んだことについて、家族や友人・知人に日常の様々な場面で伝えたことを「伝えたよシート」に記入し、伝えた相手からの反応も学びにつなげています。伝えた相手が増えることで一緒に学びたいという方も増えました。たんぽぽの綿毛を飛ばすように、小さくとも伝えることを続けていきます。
福井南高等学校
浅井ゼミOG
今泉 友里 さん
私が初めて地層処分を知った時は難しい問題だと感じました。学生である私が地層処分に関わっていくことで、難しいと感じる方が少しでも関わりやすくなるよう活動しています。私自身が探究心を持ち続け、そこから得た学びを周囲と共有することを大切にし、これからも地層処分を伝えられる活動を行っていきたいと思います。