技術部
技術開発統合グループ
西川 将吾
私は昨年5月からフランスのパリに駐在し、OECD/NEA(経済協力開発機構/原子力機関)に出向しています。OECD/NEAは、放射性廃棄物の処分に関する国際協力を担う機関の一つで、私はその活動を支援するとともに、各国の専門家による最先端の議論を反映した国際的な見解をまとめています。
現在は、国際会議の企画や運営が主な業務です。OECD/NEAでは地層処分に関する100件以上の会議が運営されていますが、そのうち、処分施設の安全評価に関する会議や、データ管理への人工知能(AI)等の適用に関する会議などを担当しています。同僚や30カ国以上の加盟国の専門家とともに、各国の事業進展や最新技術を踏まえて、世界が一丸となって取り組めるように努めています。
実際に多くの国際会議に携わることで、世界中の技術者と科学者が安全で安心な地層処分の実施のために、技術と知恵を結集していることを改めて実感しています。英語で繰り広げられる議論の取りまとめには毎回苦労していますが、まとめ切ることで議論が着実に進むことや、参加者からも感謝を伝えられることが今の仕事のやりがいです。
休日には他部署の日本人職員やそのご家族とバスケットボールや食事を楽しむなど、公私ともに充実した日々を送ることができています。
活発な国際協力を推進することで世界中の技術と知恵が日本と各国の地層処分に還元されるよう、引き続きOECD/NEAでの仕事に全力で取り組んでいきます。
フランス人、スペイン人の同僚とオフィスで
週末に日本人職員とバスケットボールを楽しんでいる様子