NUMOは、2020年11月より北海道寿都町・神恵内村において文献調査を続けてきましたが、このほど、国が取りまとめた「文献調査段階の評価の考え方(以下、「考え方」)」に基づく評価結果や概要調査地区の候補を記した文献調査報告書(案)(以下、報告書案)を取りまとめました。
報告書案は寿都町、神恵内村それぞれ600から700ページ程度にまとめたものであり、火山や活断層等に関する論文などを分析し、寿都町で延べ851件、神恵内村で延べ719件の資料を引用文献としています。
報告書案については、2月13日に国の審議会である地層処分技術ワーキンググループ※(以下、「地層処分技術WG」)に提出して以降、地層処分技術WGや特定放射性廃棄物小委員会において評価のプロセスなどを審議しています(5月末までの審議概要は下表の通り)。なお、文献調査は次の段階となる概要調査地区の候補を選定するための調査であり、文献調査の結果だけで最終処分地が決定されるわけではありません。
※地層処分技術ワーキンググループ文献調査の取りまとめや、調査の段階に応じて新たに生ずる論点のうち特に技術的・専門的な事項について審議するワーキンググループ