地層処分アカデミー(出前授業)を十文字学園女子大学で開催しました

2018年11月27日(火)、12月4日(火)の2週にわたり、埼玉県新座市にある「十文字学園女子大学」で出前授業を行いました。

 

今回で7回目となるこの出前授業は、NPO法人あすかエネルギーフォーラム理事長を務める秋庭 悦子先生の講義「原子のエネルギーと私たち」の中で、NUMO職員が講義する機会をいただいたものです。

 

1週目(11月27日)の講義では日本のエネルギー事情、核燃料サイクルと高レベル放射性廃棄物、地層処分の概要、科学的特性マップなど、幅広い内容について講義形式で情報提供を行いました。また、高レベル放射性廃棄物の人工バリアに用いる材料のひとつである「ベントナイト」の膨潤性について、実験を通して学んでいただきました。

当日の受講者は31名で、地層処分について「初めて知った」という方がほとんどでしたが、皆さん熱心に受講してくれました。

 

2週目(12月4日)は27名の受講者が4グループに分かれ、「処分場にはどのような場所を選んだらいいと思いますか?」「処分場を受け入れた場合、プラスとマイナスの効果はどのようなものがあると思いますか?」という2テーマでグループディスカッションを実施しました。

普段は考える機会のない話題なので難しかったようですが、熱心に考え、意見を出してくれました。  

 

【参加学生の声】

・現在のことだけでなく、未来のことを考えて行動する大切さを感じました。

・自分は関係ないと過ごすのではなくて、少しでも関心を持ち、理解を深めることがとても重要だと思いました。

・これからも続いていく問題だと思うので、私も電気を使う一人として知識を得て考えていきたいと思います。

 

NUMOの出前授業を通して、原子力発電や高レベル放射性廃棄物、地層処分について知り、考えていただく良い機会となりました。

 

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