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断層が存在する部分は、周りの岩盤より強度が弱くなっています。従って、断層活動は、長期にわたり同じ場所で繰り返し発生する傾向があります。断層活動の影響としては、①大きな断層変位による処分場の破壊、②断層変位に伴う透水性の増加等、が考えられ、これらを回避することが重要です。①の大きな断層変位による処分場の破壊については、処分地選定調査において詳細な調査を行い、 繰り返し活動するとともに大きな変位をもたらすと考えられる活断層を回避して処分場を設置することにより対応します(なお、長さの短い断層等、繰り返し活動することが想定されないものについては、たとえ動いたとしても人工バリアによる緩衝効果によりその影響は避けられると考えられます)。また、②透水性の増加等については、小規模な断層や割れ目について安全評価を実施した上で、問題があればその場所を避けて廃棄体を埋設します。
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