Vol.8 2024.7

特集 2024年7月 新任役員紹介特集 2024年7月 新任役員紹介

山口 彰

理事長

山口 彰

このたび理事長に就任いたしました。全国で唯一、県庁所在地に原子力発電所が立地する島根県松江市の出身です。大学では原子力工学を専攻、現在の日本原子力研究開発機構で高速炉の研究開発に携わりました。大阪大学に環境・エネルギー工学科が設立された折、大学教員に転身。その後、東京大学の原子力専攻、原子力安全研究協会で研究・教育・社会貢献に取り組みました。
原子力技術は、燃料供給、発電、再処理、最終処分、これが完結することにより大きな価値と魅力を発揮するものと思います。福島第一原子力発電所事故の分析や新規制基準の検討、また、総合資源エネルギー調査会のもと、基本政策分科会や原子力小委員会で、エネルギー・原子力政策の審議に携わったことは貴重な経験でした。
最終処分は原子力業界が皆で取り組む最重要課題。この事業を成し遂げるべく、私がこれまでに学んだこと、経験したことを生かして力を尽くす所存です。どうぞよろしくお願いいたします。

座右の銘「知識の悲観主義と
意志の楽観主義」

米国の賢人の一人、ラムズフェルド氏の「Known and Unknown (既知と未知)」という魅力的なタイトルの本に現れる「知識の悲観主義と意志の楽観主義」がお気に入りです。知識が蓄積されてくるとそれを過信して傲慢になりがちです。一方、厳しい状況では果敢にチャレンジすることを躊躇しがちになります。知識が増えるほどに謙虚かつ着実に、つまずいた時こそ強い意志を持って前向きに取り組むべしと、理解しています。英語は“What one needs in life are the pessimism of intelligence and the optimism of will”です。「意志と力」を持ち続けることを忘れないよう心がけています。

オフショット

山口 彰

30年以上も前の懐かしい写真です。福井県敦賀市の高速炉もんじゅの原子炉容器の中、模擬燃料集合体(炉心)の上にいます。当時は高速炉の開発に専心していました。

山口 彰
苗村 公嗣

専務理事

苗村 公嗣

NUMOが担う特定放射性廃棄物の最終処分は、半世紀以上にわたり原子力発電を利用してきている我が国にとって、社会全体で解決しなければならない重要な課題であると考えております。資源エネルギー庁の担当室長として、この課題に取り組んでから約12年、NUMOの専務理事として再びこの課題に取り組む機会を得たことに大きなやりがいと責任を感じております。本事業については、皆さまのご理解をいただきながら、着実に調査を進めていくことが不可欠です。文献調査を受け入れていただいた地域の皆さまをはじめ、幅広い方々のお話を伺い、丁寧な情報発信を行ってまいります。
また、安全に地層処分を行うために必要な技術の信頼性をさらに向上させるため、国内外の関係機関との共同研究など、技術開発を多面的・計画的に進めてまいります。

座右の銘「初動を疎かにしない」
「その場しのぎの判断はしない」

座右の銘というほどのものではないですが、この2つは常に心がけています。問題を単に先送りしたり、その場限りの都合の良い判断をしたりすることなく、責任感を持って職務に取り組んでまいります。

オフショット

苗村 公嗣

休日は、食べ歩き、映画・ドラマ鑑賞、読書などをしています。最近さぼり気味のサイクリングも少し落ち着いたら復活させる予定です。

苗村 公嗣
柴田 雅博

理事

柴田 雅博

私は、これまで日本原子力研究開発機構において、地層処分に関する様々な研究開発に従事してまいりました。NUMOが取り組む最終処分事業は、それ自体が長期にわたる事業であるとともに、処分場閉鎖後の非常に長い期間にわたって地層処分システムが安全に機能することを、高い信頼性をもって説明することが求められます。
このためには、常に最新の知見を取り込みつつ技術力に磨きをかけること、調査や評価の結果を分かりやすく丁寧に皆さまにお伝えすることが大切であると考えています。これまでの経験を生かし、より信頼されるNUMOを目指してしっかりと取り組んでまいります。

座右の銘「Boys be ambitious!」

幼少期を札幌で過ごしていたこともあり、自然とインプットされた言葉です。これには続きのフレーズがあるという説があります(真偽の程は不明ですが…)。その中にある、“人としてあるべき姿の達成”を意識しつつ、常に誠実であることを心がけています。

オフショット

柴田 雅博

山歩きが好きです。若い頃には北アルプスなどにも行っていましたが、最近は健康維持と気分転換のために、妻と一緒に近場の関東/東北の山々を散策しています。

柴田 雅博
永吉 光

理事

永吉 光

電力会社時代から「立地部門」でその大半を過ごしてきました。この間、数えきれない地域の方々と交流を重ねてきましたが、地点・地点で触れ合ってきた皆さまの顔や頂いた言葉の一つ一つを鮮明に覚えています。こうした経験を通じて感じたことは「大概の困難な問題は時間が解決してくれる」ということ。いろいろと考え悩むことも大切ですが、仲間の力を借りてベストを尽くせば、結果は付いてくる、その気持ちは今後も変わらず持ち続けていくつもりです。

座右の銘「普通でいること」

「普通」というと何の変哲もない平凡という印象をお持ちになるかもしれませんが、「普通」でいることは、簡単そうでとても難しいことだと思っています。個性が尊重されるこの時代に「普通の人間」でいることに、自分自身は価値を見出しています。

オフショット

永吉 光

孫とレプリカユニフォームを着て、J1のサガン鳥栖の応援にスタジアムへ向かっているところです。バックショットですがお気に入りの1枚です。

永吉 光

【役員一覧】

  • 理事長

    山口 彰

  • 副理事長

    阪口 正敏

  • 専務理事

    苗村 公嗣

  • 理事

    植田 昌俊

  • 理事

    坂本 隆

  • 理事

    柴田 雅博

  • 理事

    永吉 光

  • 理事(非常勤)

    井手 秀樹

  • 理事(非常勤)

    松本 真由美

  • 理事(非常勤)

    佐々木 敏春

  • 監事

    田所 創

  • 監事(非常勤)

    滝 順一(9月就任)

[もっと詳しく!]

理事長 山口彰 就任ごあいさつ

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組織情報

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Other Contents

TOPICS1

佐賀県玄海町で
文献調査を実施中

TOPICS2

若手同士の対話が
未来を切り拓く!

国際地層処分会議(ICGR)の舞台で

TOPICS3

安全な地層処分の実現に向け、
電力中央研究所と共同研究

技術力の向上と若手技術者の育成を

TOPICS4

地域の皆さまに気軽に
立ち寄っていただける場に

寿都交流センターの2階をリニューアル

TOPICS5

地域との関わりを求めて
NUMOを志望した
若手職員に
インタビュー

TOPICS6

地層処分の安全性に関する
疑問を分かりやすく解説!

まとめのレポートも作りました

現場最前線 FRONTLINE 現場最前線 FRONTLINE

地下水モニタリングのための
新しい装置を開発中!

レーザーを使って地下の様子の
連続測定を可能に

知りたい! 聞きたい! あなたのギモンにお答えします? 知りたい! 聞きたい! あなたのギモンにお答えします?

Q.

「科学的特性マップ」で
好ましくない
特性があっても
文献調査をするの?

特集

2024年7月 新任役員紹介

TOPICS1

佐賀県玄海町で
文献調査を実施中

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未来を切り拓く!

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電力中央研究所と共同研究

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立ち寄っていただける場に

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地下水モニタリングのための
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「科学的特性マップ」で
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特性があっても
文献調査をするの?

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