コア(岩石)の引き上げの様子を見守る技術部の若手職員(右)
採取したコアの状態を確認する技術部職員
NUMOは、電力中央研究所と同研究所横須賀地区で、ボーリング実証試験を通した共同研究を行っています。安全な地層処分の実現には、地質環境を詳細に把握する技術力が不可欠です。今回の共同研究を通じて各種試験や分析に関する技術力を一層高めています。
また、技術部の若手職員らが継続的に駐在し、同研究所をはじめ国内外の専門家の支援を受けながら、安全や品質管理に関するマネジメント能力の向上も目指しています。
技術部調査技術グループマネージャー(取材当時)の三枝は「技術力の向上には、現場で試験の状況や機器類、岩石などを見ること、また、安全や品質管理の取り組みを肌で感じることが大切だ」と共同研究の重要性を強調します。
※この試験は、全国で利用可能な汎用的技術の確立を目指すもので、特定の地域を処分地に選定するために行うものではありません。
ボーリング試験を通じてNUMOが向上させたい力
- 岩盤の硬軟にかかわらず、試験に用いることができる孔を深くまで掘る技術力
- 掘った孔を利用した試験や分析に関する技術力
- 採取したコアや地下水などを用いた試験や分析に関する技術力
- 地層処分事業を担うNUMO職員のマネジメント能力