「学術フォーラム『多価値化の世紀と原子力』」
『中学生サミット2019』中学生そして高校生のための2泊3日のダイアローグサマーキャンプ 〜地層処分問題、そしてNIMBYとSociety5.0〜
『中学生サミット2019』中学生そして高校生のための2泊3日のダイアローグサマーキャンプ 〜地層処分問題、そしてNIMBYとSociety5.0〜
主催者
学術フォーラム「多価値化の世紀と原子力」
代表者
東京工業大学原子炉工学研究所エネルギー工学部門 助教 澤田哲生さん
会 場
京都教育大学附属京都小中学校、岐阜県瑞浪超深地層研究所、ほか
実施日時
2019年8月20日〜8月22日
参加者
全国の中学生と一部の高校生、計50名
(青森県 六ヶ所村、新潟県 柏崎市、東京都、愛知県 豊田市、
島根県 松江市、京都府 京都市、佐賀県 玄海町)
(青森県 六ヶ所村、新潟県 柏崎市、東京都、愛知県 豊田市、
島根県 松江市、京都府 京都市、佐賀県 玄海町)
内容とテーマ
『中学生サミット 2019』
活動の概要
- 『中学生サミット2019』
- 中学生そして高校生のための2泊3日のダイアローグサマーキャンプ
〜地層処分問題、そしてNIMBYとSociety5.0〜 - 岐阜県瑞浪超深地層研究所の見学
- 京都大学のキャンパス見学など
- 中学生サミットは、会場準備から司会、運営、進行内容の構成、参加者みんなが発言できるよう にする工夫など、すべてを中学生たち自身が行うことを徹底していました。
- 主催の代表者である東工大の澤田先生は、生徒たちのディスカッションを暖かく見守り、あくまでも自分たちで議論し、自分たちで答えを見つけるよう”黒子役”に徹していました。
主催者紹介
東京工業大学原子炉工学研究所エネルギー工学部門
助教 澤田哲生 さん
助教 澤田哲生 さん
これまでの実績
『中学生サミット』の実施は今回で7回目を迎える。
2013年度は、柏崎市・刈羽地域、横浜市、京都市の3校の中学生が参加。
2014年度、2015年度、2016年度はさらに青森県、福井県、島根県から新たに3校が参加。
2017年度は東京都、愛知県から数校の中学校が新たに参加。2018年度はさらに佐賀県からも参加が増えるなど、回を重ねるにつれて参加校が徐々に増えてきています。
2013年度は、柏崎市・刈羽地域、横浜市、京都市の3校の中学生が参加。
2014年度、2015年度、2016年度はさらに青森県、福井県、島根県から新たに3校が参加。
2017年度は東京都、愛知県から数校の中学校が新たに参加。2018年度はさらに佐賀県からも参加が増えるなど、回を重ねるにつれて参加校が徐々に増えてきています。
第1日目
すべては『他己紹介』からはじまった
さっそく、開催校の生徒達自身による進行で中学生サミット2019がスタート。
初めて顔を合わせる生徒たち同士がいち早く打ち解けあえるように最初に始まったのは
『他己紹介(たこしょうかい)』
これは、生徒たちが二人組となって、お互いの事をいろいろ聞き出してお互いをよく知り、最後に組みになった相手の生徒の事をみんなの前で紹介すること。
これにより、生徒たちが深く打ち解けあい、その後は活発な議論をみんなで交わすことができるようになりました。
初めて顔を合わせる生徒たち同士がいち早く打ち解けあえるように最初に始まったのは
『他己紹介(たこしょうかい)』
これは、生徒たちが二人組となって、お互いの事をいろいろ聞き出してお互いをよく知り、最後に組みになった相手の生徒の事をみんなの前で紹介すること。
これにより、生徒たちが深く打ち解けあい、その後は活発な議論をみんなで交わすことができるようになりました。
みんなが目指す最終目標は『Kyoto Call』という京都からの提言
地層処分に関する研究を行っている瑞浪超深地層研究所の見学などを通じ、
様々な議論を重ね、自分たちの将来に有無を言わせず関わってくる最終処分問題の解決への糸口を柔軟に探っていきます。
その結果を、最終日にはKyoto Call(京都からの呼びかけ)として発表する予定です。
様々な議論を重ね、自分たちの将来に有無を言わせず関わってくる最終処分問題の解決への糸口を柔軟に探っていきます。
その結果を、最終日にはKyoto Call(京都からの呼びかけ)として発表する予定です。
第2日目
2日目は、会場に残る班と、
各地に見学に出かける班に分かれて活動
各地に見学に出かける班に分かれて活動
ベース基地である京都教育大学附属京都小中学校には当校の生徒たちが残り、午前中はNUMOから地層処分事業の取り組みの全容についてプレゼンテーションを聞き、内容を学びました。
午後は、京都大学吉田キャンパスで、京都大学の角山雄一先生が取り組む『中学生・高校生たちの手による自然環境放射 マッピングプロジェクト』のチーム『TEAM ユリカモメ』の取組みについて説明を受けました。
一方、瑞浪見学チームは、岐阜県にある瑞浪超深地層研究所へ行き、深さ500mの地下研究施設の現場を見学に行きました。
第3日目
いよいよ最終日 Kyoto Callの提言に向けて最後のディスカッション
再び、生徒たち全員が京都教育大学付属京都小中学校に集結。
生徒たち全員で最終議論のため、いくつかの円陣を組んでグループごとに熱い議論を続けました。
ホワイトボードには、これまで議論して出てきた意見などがどんどん書き込まれて行き、今回のKyoto Callの提言内容をどのようなものにするのか、生徒たち自身の手であぶり出されていきました。
地層処分の、昨年までの反省点も挙げられ、「みんなに重要性を教えることが必要」とまでは決めたけれども、それを広めるための具体的な仕掛けの議論までは行き届かず、結果的に自分のごく近い友達などまでしか伝えることができなかったそうです。
そこで今回の議論の核心は「どうやったらより多くのみんなにも知ってもらえるか?」に集約されていきました。
生徒たち全員で最終議論のため、いくつかの円陣を組んでグループごとに熱い議論を続けました。
ホワイトボードには、これまで議論して出てきた意見などがどんどん書き込まれて行き、今回のKyoto Callの提言内容をどのようなものにするのか、生徒たち自身の手であぶり出されていきました。
地層処分の、昨年までの反省点も挙げられ、「みんなに重要性を教えることが必要」とまでは決めたけれども、それを広めるための具体的な仕掛けの議論までは行き届かず、結果的に自分のごく近い友達などまでしか伝えることができなかったそうです。
そこで今回の議論の核心は「どうやったらより多くのみんなにも知ってもらえるか?」に集約されていきました。
エピローグ
ついにKyoto Callが決定!
最終的には「自分たちそれぞれの学校で『授業として取り上げる』ことで、まずは自分たちの学校のより多くのみんなが重要性を知ることができる!」という結論に達しました。
そして、Kyoto Callの提言を言葉として固める作業。最後のキャッチフレーズのアイデアは、青森県 六ヶ所村から参加した女子生徒の提案にみんなが賛同。とうとうKyoto Callが最終決定へと到達しました。
そして、生徒自身でホワイトボードに『Kyoto Call』の宣言内容を書き入れました。
そして、Kyoto Callの提言を言葉として固める作業。最後のキャッチフレーズのアイデアは、青森県 六ヶ所村から参加した女子生徒の提案にみんなが賛同。とうとうKyoto Callが最終決定へと到達しました。
そして、生徒自身でホワイトボードに『Kyoto Call』の宣言内容を書き入れました。