原子力発電所(げんしりょくはつでんしょ)で使い終わった燃料(ねんりょう)から出るいらなくなったもの=廃棄物(はいきぶつ)は、建物の中で長い時間おいておくより、地下の深いところにうめる方法「地層処分(ちそうしょぶん)」がよいと世界でもいわれているんだ。
日本の地下深くにある岩の種類は、花こう岩(かこうがん)と堆積岩(たいせきがん)がほとんどだよ。それぞれちがう特徴(とくちょう)があるけれど、酸素(さんそ)が少なく地下水の流れがゆっくりであることや、ものを閉じ込める働きがあること、長期的(ちょうきてき)な安定性(あんていせい)があることなどの好ましい条件(じょうけん)を満たしていれば、基本的(きほんてき)に岩石の種類によらず安全に地層処分(ちそうしょぶん)ができるんだよ。